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ベルギーからやってきた子ども向け自転車教室「ウィーラースクールジャパン」

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カリキュラム・ウィーラースクール


通年カリキュラム開催に向けて〜その目的と意義〜その1

ブラッキーです。
今回は、美山で今年行おうとしてる年間カリキュラムの意義と目的について少し触れたいと思います。

これまでウィーラースクールが行ってきたスクールは主にイベント性の高い体験型のスクールでした。
一回の短い時間の間に、出来るだけ手際よく、少しでも多くのことを体験出来るよう、数年かけてブラッシュアップしてきたやり方です。
このスクールは、
・見た目派手で楽しく、スクールを広報する効果が高い
・短い時間に多くの参加者が相応に楽しめる

などの効果があり、結果、時間や場所に制約のある多くのイベントに好都合なソフトとなり、かり出されることが多くなりました。

そしてこれが同時に、ウィーラースクールというものを多くの人に認知させる大きな原動力でもありました。
しかし、こうしたサーカス型のスクールは、瞬間的な自転車のファンを作れても、継続して愛好する子どもたちを生み出せたかというと、実はそこはまだよくわからないのが本音です。

実際のところぼくらのスクールを経験してそのまま自転車にどっぷりとはまった子どもたちはたくさんいます。
しかし、一回のみで離れていった子も多数いるのは事実です。

なぜ、そうなるのか。
いくつか要因は考えられますが、一番大きなものとして、ウィーラースクールで体験したことがきっかけで自転車に目覚めた子が、現状では進む道として、「競技(レース)」しかないからではないかと、ぼくは思うのです。
今の日本では、自転車を文化的な側面でとらえられるほど懐が深くなく、例えばデンマークのように「休日は家族で自転車に乗ってサイクリングを楽しむ」という風潮も一般的ではありません。簡単に言えば、自転車の楽しみ方の幅がないということです。

子どもが競技に興味を持ち、スポーツとしてのレースに進むのは大変良いことであり、これはこれで大歓迎なのですが、では例えばレースまではやりたくない子はどうするのか。そういう競技にまで指向がいかない子どもは自転車が好きになってもその気持ちを受け止めるものがないというのが、われわれのスクールの体験者のリピート率がある一定の割合に限られてしまうという大きな要因になっているように思います。

ということもあり、ウィーラースクールは、競技を目指す子はもちろん、子どもたちに遍く自転車に乗る楽しみを与える「場」としての受け皿を目指すべきと考えだしました。そして、それを出来るだけわかりやすい形で継続的に、そして子どもが参加しやすい場所で行うべきではないかと思うに至ったわけです。

・地域ごとに子どもたちを集め、地域の大人が教える環境

これを実現することにより、極端な話、毎週でも開催できるというような物理的且つ経済的な問題も解決できます。

しかしこれを実現するには、

「誰が」、「何を」、「どのように」 教えるかということを理解した指導者の育成が必要且つ急務です。

そしてその指導者の育成のための方法論を一刻も早く確立しなければいけません。

今回、美山で始まった年間カリキュラムはまさに、全国各地で今後行ってもらうためのサンプルケースとして、あらゆるテストを行い、ぼくたちの仮説を実証する場としたいと思っています。

一年間を通じて行うカリキュラムは次の要素を含むよう考えていきたいと考えています。

  • 生活の中での交通手段としての自転車の良さや問題点を常に子ども自身に考えさせること
  • 子どもたち各々が自身の成長を目の当たりに出来る様、ある基準に則って記録計測などをしっかり行うこと
  • 子どものそのときのレベルをしっかり管理し、その時々に応じたカリキュラムを供給すること
  • 他のスポーツをやっているなどの用事で毎回参加できない子でも、いつでも入れるしくみを用意すること
  • スクールを経験した子どもが、スポーツやレジャーなどを含め「自転車」に対して前向きに取り組んでいける基礎を身につけられること
  • 自転車に乗った<自分>への可能性を感じさせること

こんなことを考えながら、まずは美山町で1年間やってみたいと思っています。
(2011.1.8 執筆:Blacky)


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