第三章 実践的プログラム
3-1 まっすぐ走る〜止まる
自転車走行の基本は、やはり「まっすぐ走る」こと。
このカリキュラムでは、導入部としてまず、自分がどれくらいまっすぐ走れるものなのかを体感し、実際にどうやってまっすぐ走るのかを練習する。
目 的
自転車がまっすぐ走る原理を理解し、バランス良くまっすぐ走らせることが出来るようにする。
方 法
幅20センチ、長さ10メートルでコースをつくり、スタート地点(端)からゴール(端)を目指して、はみ出ないように走り出す。ゴールでは、通り越さないよう、しっかりブレーキをかけて停まる。
コースのアイデア
これまで、荷造り用のビニールひもを使ってコースの設営を行うことを主としてきたが、準備に時間がかかる上に、路面が濡れているとガムテープなどで貼り付けられないという難点があった。
そこで、市販のゴムシート(2ミリ横溝入り、幅1メートル、長さ10メートル)を五分割にして、幅25センチのものを5本用意する方法を考えた。
これなら設営も素早く、路面の少々の濡れにも対応可能な上、何度でも使える。
ポイント
- 自転車が倒れないように走るために、しっかりペダルを踏み込んでホイルに回転を与える
- 視線は目の前ではなく、少し前方を見ること(自転車は視線の方向に曲がっていく)
- ブレーキをかける準備をしておく
第三章 実践的プログラム