第1章:指導の基本理論
1-2.プログラム「8つの設計指針」
私たちが提供する具体的な機材やコースに、厳密な「基準」はない。子どもの年齢、体力、そして「今、この子が何をやりたがっているか」によって、形は変幻自在に変化してよい。しかし、どのような状況であっても、以下の8つの要素が適切に組み込まれていることが、ウィーラースクールの教育的効果を担保する設計指針となる。
1. 楽しさ(行動への意欲)
「楽しい」は継続を生む。反復練習を「飽きない遊び」へ昇華させる。
2. 自発・自律(学ぶ力)
「教える」から「信じて任せる」へ。自ら始めたことへの熱量は大人の想像を超える。
3. 工夫と責任(想像力)
子どもは自分で決めたことに責任を持つ。コース作りそのものに子どもを関わらせる。
4. チャレンジと達成(承認)
その子のスキルに対し、一段階上の「挑発」と、同程度の「安心」を配置する。
5. 他者との関係性(社会性)
集団走行や対話を通じ、交通社会が「他者との関係」で成り立つことを肌で感じる。
6. わかりやすさ(真の納得)
指示ではなく「問いかけ」や「待つ」ことを通じ、シンプルな納得を引き出す。
7. OWN SPEED(個性の尊重)
成長の度合いはまちまちでいい。画一的な基準ではなく個々の進歩を肯定する。
8. 異年齢交流(自己有用感)
世代の異なる社会の中で自分の立ち位置を知り、コミュニケーションの質を高める。
これらの要素が折り重なり、子どもたちが「乗れば乗るほどうまくなる」環境が実現する。
blackynakajima 2026.2.12 update

第1章:指導の基本理論