第3章:スクール開催実務
3-2. スタッフを集める
【概要】
当日の運営・指導にあたるチームビルディングと役割分担。
【目的】
「先生と生徒」という垂直的な上下関係ではなく、「自転車の先輩(プレイリーダー)と後輩」というナナメの関係性を構築する。
具体化の流れ
1. リクルーティング
交通安全の専門家よりも、自転車を心から楽しんでいる「サイクリスト」や「自転車店スタッフ」、あるいは「OBの保護者」が適任である。
2. 適正人数の算出
黄金比: 参加者5〜7名につき、スタッフ1名を目安とする。
3. 役割の割り当て
・MC(司令塔): マイクを持ち、全体を進行し、雰囲気をコントロールする。
・インストラクター: 個別に声をかけ、手本を見せる(「やってみせ」ができる人)。
・メカニック: 機材トラブル即応係。
・見守り(フロア): 危険の芽を摘み、記録写真を撮る。指導経験が浅い人はここから始める。
教育の基本姿勢にマニュアルは無い
1. ボランティアスタッフという位置づけの意味
スタッフも自分の意思で自分のやりたいことを実現するという意識を持って関われることが重要。
よくいうボランティアでは続かないという意見は、ボランティア(志願)というものを無理してやっているから起こる感情だ。
2. 教育の場を継続させる意識
単なる自転車教育ではない、人づくりを行っているという意識がそれぞれの誇りになる。
3. スタッフに求められるもの
楽しむ、そして自らも学ぶという意識が必要。
子どもと向き合うスタッフには、自転車好きの子どもを作るための重要な役割がある
好きな人が教育に携わった方が心に訴える
「遊ぶ大人」であれ
スタッフ自身が自転車を操り、楽しんでいる姿を見せること。大人の熱量は、言葉以上に子どもに伝播する。


第3章:スクール開催実務