第三章 実践的プログラム
3-5 おそ乗り競争
スクールの終盤に、みんなでレースをしよう!と提案すると、一気に会場が沸き立つ。
しかし始まるのはスピードレースではなく、足をつかずにどれだけゆっくり走れるかを競う「おそ乗り競争」。
このカリキュラムは、日本での完全オリジナルでスタートしたもので、もともとは早いだけでなく、遅いレースをやるなどの個人の技量や特性にあわせて誰にでもチャンスが有るというゲームの状況を作りたかったところから始まっている。
蓋を開けてみると、この種目は子どもたちに人気のコンテンツとなり、好んで参加する。
ゆっくり走る技術は、操作技術の向上に役立つので、こうしたゲーム形式によりその技術が自然に向上することは非常に望ましい。
進行
- レースは力量が近い者同士がグループになった方が盛り上がる
- 何人でもよいが最大10人くらいまでの出走者を決める(人数決定は運営の残り時間にもよる)
- まずは練習として何度かチャレンジさせる(どれくらいゆっくり走ったら足がついてしまうかを確認)
- レース〜判定
シマノ鈴鹿でのおそ乗り競争の様子
第三章 実践的プログラム