第一章 基本的な考え方編
1-1. このスクールで子どもたちは何を学ぶのか
子どもたちにとって、自転車はただ単なる乗りものではなく、人生を豊かにするためのツールであるということを感じる心の基礎をつくる。自転車は楽しい、しかしそのために自身が果たさなければいけない責任を、様々な実体験の中から学べるように工夫することが大切である。
自転車という乗りもの(機材)への理解
自転車はなぜ生まれ、どんな仕組みで走、どんな可能性があるのか
そして、なぜ自転車は「必要」なのかを自分で考えられる
操作技術向上の大切さ
自転車は乗れば乗るほど上手くなる
そして上手くなればどんな事ができるのかを想像し体感する
自分の身は、自分で守るという意識
命を預ける自転車を自分で整備する意味を理解する
いざという時の危機回避の必要性を知ること
自立、自発的な行動の大切さ
自分で考え、自分で決断し、自分で行動することで生まれる責任感をもつこと
「危なくないかを自分で『考えて』走る」を身に着けて、はじめて交通ルールを深く理解する事ができる
自転車を好きになること
好きという感情が自転車を継続的に活用させる原動力となる
他者と関係し社会性をもつ行動の大切さ
コミュニケーション能力の向上をめざす
自分の考えを相手に伝え、相手の意見を理解する必要性を感じること
(交通社会における)社会性を育むことが重要
第一章 基本的な考え方編