指導要領

第二章 具体的な実技編

2-10.同じことを繰り返す(反復による理解の深化)

例えば交通ルールやマナーの座学は毎年必ず行う

子どもの1年はとても大きな時間である。まったく同じ情報を繰り返し学んでも、その年令に応じたかたちで違った感性で捉え、理解することができる。
同じ内容を毎年(毎回)繰り返すことは理解が深まったり、違った新しい判断が可能になる大切な機会である。

指導する大人は、子どもたちを飽きさせない様に工夫するのが大変な気もするが、実は子どもの自発性に任せることで、彼ら自身がそれなりに新しい刺激を加えながら、反復継続する様子が多く見受けられる。

同じ子どもに同じ交通ルールの話をしても、毎年その理解の仕方が違ってくる
そこに彼らなりの経験や感覚が加味されるからだ
慣れてきた子どもが、はじめての子どもを教えながら自分たちでコースや会場を作る。これも継続から生まれる効果である
第二章 具体的な実技編