指導要領

第3章:スクール開催実務

3-10. 継続・コミュニティ化

京都府南丹市美山町にあるCYCLE SEEDSは、ウィーラースクールジャパンの拠点や、美山自転車の聖地プロジェクト、また地域環境保全の様々な活動交流拠点としての機能を有する。詳細はこちら
この施設は、地域の教育拠点として、子どもたちや学生たちの集う場としても活用されている。
このCYCLE SEEDSを舞台にし、ウィーラースクールのカリキュラムが、多くの子どもに様々な機会を与えたことで、地域コミュニティに少なからず、変化をもたらした実例により、自転車の「場」づくりが、社会に良いインパクトを与えることができるという結論に達することができた。

美山では、上級生が小さい子の面倒を見るという循環が生まれている。

【概要】

スクール終了後のフォローアップと、日常的な「場」の維持。

【目的】

一過性のイベントで終わらせず、自転車を地域の「日常(インフラ)」にし、子どもたちが帰ってこられるサードプレイス(第3の居場所)を作る。

【具体化の流れ】

フィードバック

終了後、保護者に「今日のお子さんはここが素晴らしかった」と具体的なエピソードを伝える。
親の意識を変えることも指導の一部である。

定点開催

できれば「毎月第○日曜日」のように定期化する。

年間プログラム

春は基本練習、夏はショートツーリング、秋は運動会など、季節に応じた変化をつけることで、飽きずに通い続けられる仕組みを作る。

・反復は深化である

「毎回同じことの繰り返し」を恐れない。
子どもの身体感覚は日々成長しているため、同じ一本橋でも、彼らにとっては毎回新しい挑戦となる。
この反復の中にこそ、確かな技術と自信が蓄積される。

年間プログラムのアイデア

一年を通じて、体験することを季節ごとに替え、全体の構成に変化をもたせる。
これが継続性のあるスクール運営方法としては一番現実的である。

(参考資料)美山での年間プログラム例(2018年)

4/22(日) カリキュラムスクール vol.1
5/6(日) カリキュラムスクール vol.2
5/26(土) 特別プログラム:美山ロード安全講習会
6/23(土) カリキュラムスクール vol.3
7/29(日) サイクルグリーンツアーウィーラースクールと田舎遊び
8/26(日) 特別プログラム:夏のサイクリングチャレンジ
9/9(日) カリキュラムスクール vol.4
10/14(日) カリキュラムスクール vol.5
11/11(日) 特別プログラム:秋のスタンプラリー
12月23(日) 恒例お餅つき大会「メリーもちつきマス」 CYCLE SEEDS

基本的なカリキュラムの様子
基本動作がうまくなった段階でサイクリングを実践
多様な年齢が協力し合う体験をする
自転車の先にある楽しみを知る機会の創出も大切である
年間の最後には、自転車とは関係ない季節のイベントも組み込み、子どもたちが仲良くなっていく機会を与えることもできる

blackynakajima     2026.2.14 update

第3章:スクール開催実務