指導要領

第一章 基本的な考え方編

1-8. (番外編)トップレーサーと子どもたち

世界一子どもの扱いが上手い日本のトップレーサーたち

ウィーラースクールのもう一つの大きな成果は、日本における自転車のトップアスリートである自転車競技の選手たちと子どもたちに多くの接点を生み出したこと

競技者やチームの多くは、彼らの活動である自転車競技を使って社会に貢献したいという意識を持っている。そんな彼らにとって子ども自転車教室を開催することは、多くの利点を生み出すことになる。
ウィーラースクールのメソッドは、単に交通教育の枠にとどまらず、子どもたちにあこがれの選手とともに過ごす時間を作り出すとともに、彼らの将来に向けて、たくさんの選択肢を提示する役割も果たす。 
日本の選手の多くは、数多くのウィラースクールを経験し、どうすれば子どもたちが喜んでくれるかを、知識と技術で習得してきた。その上、トップアスリートが子どもたちと触れ合うことで社会に向けどういう影響を与えるかの意味も理解している。
これほどまで多くの自転車選手が子どもたちと親しく遊べる空間は、世界的にみても珍しいと言えるのではないだろうか。

自転車を通して子どもたちに何かを伝えたいというプロ選手は数多い

 

第一章 基本的な考え方編