指導要領

第二章 具体的な実技編

2-9. 継続性を持たせる工夫

これまでのスクール運営の中で、継続性をいかにもたせるかという課題に取り組んできたが、実際のところ様々な問題があり、未だ方法論は確立されていない。

カリキュラムチェックシート

2011年から数年行った方法。種目がかかれたシートを子どもが持参し、毎回新しい内容をクリアしたら講師やスタッフからスタンプをもらうというもの。
子どもが忘れてくることや、会場の状況によってできることが違うため、統一して管理できなかった。
決まった場所での定期的な開催(常に条件は同じが前提)であれば実現可能性は高い。

実際のチェックシートとそれを使う様子
カルテ

これも管理が煩雑になりすぎて、継続が難しいアイデア。
ただ、子どもの習熟度やレベルの把握は必要な場合もあるので、アイデアを模索中。

年間プログラム

一年を通じて、体験することを季節ごとに替え、全体の構成に変化をもたせる。
これが継続性のあるスクール運営方法としては一番現実的である。

(参考資料)美山での年間プログラム例(2018年)

4/22(日) カリキュラムスクール vol.1
5/6(日) カリキュラムスクール vol.2
5/26(土) 特別プログラム:美山ロード安全講習会
6/23(土) カリキュラムスクール vol.3
7/29(日) サイクルグリーンツアーウィーラースクールと田舎遊び
8/26(日) 特別プログラム:夏のサイクリングチャレンジ
9/9(日) カリキュラムスクール vol.4
10/14(日) カリキュラムスクール vol.5
11/11(日) 特別プログラム:秋のスタンプラリー
12月23(日) 恒例お餅つき大会「メリーもちつきマス」 CYCLE SEEDS

基本的なカリキュラムの様子
基本動作がうまくなった段階でサイクリングを実践
多様な年齢が協力し合う体験をする
自転車の先にある楽しみを知る機会の創出も大切である
年間の最後には、自転車とは関係ない季節のイベントも組み込み、子どもたちが仲良くなっていく機会を与えることもできる
第二章 具体的な実技編